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2015年3月アーカイブ
2015年3月11日 【社長ブログ】
長期の視点・短期の視点のバランスを(EMBニュースNo.109より)

 いつもお読み頂き、有難うございます。

 

 世間は、年度変わり(3月末)に向けて、慌ただしく動き始めているところです。私は、微力ながら社外で諸会のお手伝いをさせていただいております。こうした会も、年度が変わると方針や人事が変わるので、この時期にバタバタとします。激動の時代、しかし一見すると落ち着いて見えるこの時代への対応をするために、ヤバいと感じている人たちは、変化を求めて色んな策を考えています。しかし、そのやり方も千差万別。また、見た目が落ち着いているので、そんなに変化する必要もないだろうと考える人たちもいます。巨大な船が安心して楽しく航海するために、どうやって舵を切っていくのか、誰を船長にして従うのか、そして協力していくのか。一歩間違えると生命にかかわると考える人、大した問題ではないと片付ける人、色んな人がいます。私たちは、一人一人がどうするかだけでなく、社会で生きるからには、みんなでどうしていくのかという視点も持つ必要があります。今はその意見が、かなりバラバラになっているときではないかと思います。

 

 私たちは、なんらかの結果を残していかなければなりません。年度の目標が立つと、具体的に何をやるのか、いつまでにやるのか、誰が作業分担してやるのかといった、計画も大切になります。進捗を管理するためには、毎月の成果を把握する必要もありますし、最近ではそれに加えて四半期とかクオーターと言って、3か月ごとの把握をすることも一般化してきています。こうした目標管理がシビアになってくると、都度ごとの数値的把握の人々に対する心理的影響力が、どんどん増してきていると思います。クリアしたから良い、クリアできなかったから悪い、結果に対する考え方もバラバラになります。クリアにも良いプロセスを経てクリアしたもの、あまり理想的でないプロセスを経てクリアしたものがあります。成果そのものと違って、プロセスに数値的な評価を与えることは難しいのですが、厳然としてプロセスにもレベルが存在していることがわかります。こうしたところでも、人それぞれ意見が分かれてしまいますから、大小関わりなく組織(社会)はバラバラになりやすいのです。

 

 ある会で、私は楠木正成という人物について調べて、人前で発表するという機会がありました。正成は、南河内(今の大阪の中南部)の土豪に生れ、困窮する庶民を思い、この国をどうしていこうかという理想を持って活躍した700年くらい前(鎌倉時代末期)の人物です。楠公(なんこう)さんと呼ばれて親しまれております。ご興味ある方は、太平記という書物があります。古い記述ですが、現代語訳もありますから、お読みになってみてはと思います。その楠公さん、最終的には義を立てて自刃して亡くなるのですが、その壮大な理想に向かうプロセスには、大変な苦労がありました。太平記には、一度や二度の負けがあっても、自分が生きている限りは、勝ちに向かって動いているというような一説があります。結果を一時的に見たときには、失敗となって表れることもあるが、壮大な目標を達成していくためには、一時だけでものごとを見るのではなく、全体として成果が出る過程だと考えるのです。人生山あり谷ありというやつです。それで長い目で見て振り返ったときには、ちゃんと登ってきているという考え方です。かつて、松下幸之助翁のことに触れて学んだ時にも、失敗は成功するまでにあきらめるから失敗になってしまう、というようなことを知りました。大阪というところは、こういうことをお話になる偉人を輩出し続けているのだと、感慨深いものがあります。

 

 私たちは、目で見て分かりやすいから、数値化されたものや期間で区切られたものをモノサシとして活用しています。だからと言って、それだけですべてのことを判断するのは、早計だと思うのです。1年は、長いようですが、やれることに限界はあります。だから1年で成果を求めてしまうと、大きな目標を忘れて、小さくまとまったことしかできなくなる可能性があります。或いは成果を急ぐ結果、プロセスが乱れる可能性があります。壮大な目標こそ大事だと言っているのではありません。大きな目標があるからこそ、小さな目標があるという視点を持とうと言っているのです。どちらも大切なのです。今はITも発達していますから、管理などはいくらでもシビアにできます。それ故に、わかりやすいからと言って年とか月単位だけに注目すると、小さなことで一喜一憂することになります。私たちが「行動」をするときは、モチベーションが高い状態で行われることに越したことはありません。一方、高い目標を語るだけでは絵に描いた餅になるので、両方が大切なのです。短期に固執した結果、長期的な視点や壮大な目標から見たときに本末転倒となってしまうのでは、もったいないと思わないですか?

感謝。

投稿者: ホワイトマックス | 日時: 2015年3月11日 16:58 | トラックバック (0)

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