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2016年2月21日 【社長ブログ】
マイナス金利導入に思うこと(EMBニュースNo.115より)

 いつもお読み頂き、有難うございます。

 

年が明けてからというもの、政治経済のほうは本当にバタバタとしており、予断を許さないような状態が続いておりますね。私たちの社会は、一応「自由主義経済」とか「資本主義経済」をベースに動かされており、個々の生活も普段はあまり意識しないものの、そういう社会に組み込まれて生活を送っているわけです。1月の末には、日銀の黒田総裁がマイナス金利政策を導入しました。今すぐ私たち一般人に導入されるというものではなく、銀行が日銀に預けているお金、それも今以上に預ける金額にマイナス金利をかけるというものですから、実質的には「これ以上は日銀に預けるな」という意味合いがあります。日銀も、少ないとはいえ銀行に0.1%の利息を払っていたのですが、民間から低利息でお金を預かって、日銀に預けておけば利ザヤが得られるわけです。もちろん、民間に貸し出すときには、それ以上の利息を得ることが出来るのですが、民間の場合は銀行からすると、利息は得られるけど貸したお金が戻ってこないというリスクもあるのです。それを見極めて貸し出しはしているのだけど、集まってくる(預かる)お金も多額なので、日銀にストックすることになるのでしょう。

 

少ないと言っても、その利息がおよそ年間2200億円に上ると言えば、決して少ない額ではない。わざわざリスクを取ってまで民間市中に貸し出すのであれば、余剰は日銀に置いておけばいい、ということになっているのかもしれません。もちろん、多額のお金を扱う銀行のことですから、それだけで利益を上げているのではありません。ただ、国としてはこれを「もっと市中に出せ」という意識があり、そうでなければ民間が潤わないと考えています。そもそもマイナス金利というのは、考えようによっては「お金の価値が高すぎる」ということです。これはつまり、要らないものは今買わなくても、本当に要るときに買えばそれでいいじゃないか、ということです。そこで、国が目指しているのは、「みんなでお金を使いあって、それで豊かになろう」ということなのです。

 

日本のデフレは、本質的には解決しておりません。私の幼少の頃からの記憶をたどっても、1991年のバブル景気が終わるまでは、モノの値段はどんどん上がりました。しかしそれ以降、一般的なモノの価格はそれほど変わっておりませんし、むしろ安くなっているモノも多い。つまり、今なにかを買わないと将来高くなることもないですし、将来高くなるという見込みが立たなければ、今のうちに買っておこうという気分にもならない。2年前に消費増税がありました。41日の増税前に「駆け込み需要」というのがありましたが、感覚的にはそういうことです。将来高くなるとわかっているなら、今のうちに買うのです。しかし実態としてモノの価格は、あまり変わっていない。それに、給料もガンガン上がるわけではない。それだったら、ストックしているお金を吐き出させよう。そうすれば、お金が市中に回るだろうと考える。だから「マイナス金利を導入だ」となったのでしょう。お金の価値が将来下がることが予想されると、人は「今のうちに買っておこう」と動きますから。

 

今は日銀と民間銀行の間でやっていることですが、こういうことが一般の私たちの身近なところにまで及んでくるかというと、まだすぐにということではありません。日銀も、「今までの分はこれまで通りに利息を払うけど、今以上に預けられた分はマイナス金利にするよ」という状態です。しかし、それでも一般の消費社会が活性化しなければ、マイナス金利の幅が大きくなるとか、銀行も他の方法で穴埋めを実施する可能性はあるかもしれません。

 

マイナス金利の導入は、「日本円の価値が下がる」のと同じようなものです。だから、導入によって為替の影響としても「円安」に向かうと思われておりました。しかし、実態としてこの記事を書いている状況では「円高」に向かっております。それほど日本円の価値は、世界の中で相対的に見たときに「強い」と思われているということです。逆に言うと、日本が最終兵器まで導入してやっていることが、海外からみたら、「まだ大したこと無い」とみているのと変わりないのです。何かと感覚的にはしんどいニッポンの世の中だと思われがちですが、世界は「日本は豊かで強い」と見ているのですね(笑) そうでなければ、「日本が強い」のではなく、「世界が疲弊している」とみるべきです。

 

色々と好き勝手に書きましたが、私は経済学者でもなんでもなく、感覚的に世の中をみているだけです。専門的に勉強されている方々からすると、上に述べたことなどつまらない戯れ言にみえるでしょう。しかし、「机上でうまくいく」と思われていることがうまくいかない時、「現場には、まだ見えていない本質的な問題が隠されている」とみるべきです。とてもキナ臭い感じがします。私達も日々の生活に置き換えて、注視すべき時だと思っております。

感謝

投稿者: ホワイトマックス | 日時: 2016年2月21日 16:20 | トラックバック (0)

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